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海洋微細藻類起源の生理活性成分に関する研究開発(沖縄県研究開発費補助金)
さんご礁海域の生態的特徴は、多くの種類の微細藻類が大型海藻や無脊椎動物に共生・付着して生息し、なおかつ多様な生理活性物質を生産している。これらの活性物質には生化学、医化学、分析化学試薬として大きな需要があり、沖縄にはこのような有用物質を生産する微細藻類を採取・培養して供給への道を開くには最適な環境にある。
本事業は、さんご礁性微細藻類起源の有用生理活性物質について調製法および高度利用技術の開発を目指し、これらの成分を蓄積する貝類や海綿等から目的成分を単離する。さらに、入手困難な成分を化学変換によって調製する技術や酵素を結合した検出キットを作成する。
抗菌性乳酸菌利用技術開発(沖縄県地域産業技術活性化・高度化支援事業)
食品有害微生物の制御に食品の有用微生物あるいはそれらが生産する物質を利用する方法をバイオプリザベーションといい、微生物が生産するペプチドなどの抗菌性物質をバクテリオシンという。バクテリオシンは、そのタイプごとに抗菌スペクトル、作用機序、活性化pH域などを異にするため、目的とする有害細菌や腐敗細菌ごとに効果的に作用するバクテリオシンを確保することが実用上重要である。
そこで、県内食品、植物および土壌などから新規でより有用性の高いバクテリオシンの分離同定を行い、その機能解明、さらに大量生産技術の確立および利用化研究を行う。
泡盛蒸留条件と香味成分の移行に関する調査研究(しょうちゅう乙類業委託調査研究)
泡盛古酒の香味成分の一つにバニリンがあり、そのバニリンは原料米由来のフェルラ酸が4-ビニルグアヤコール(4-VG)を経て生成されることが報告されている。このフェルラ酸が蒸留粕中に存在することを明らかにし、その含量は酒造所により異なることが分かっている。これは蒸留前のもろみの状態や蒸留条件の違いが香味成分の移行に影響していると思われる。
そこで、沖縄県内の泡盛酒造所の蒸留前のもろみと泡盛、蒸留廃液を採取し、もろみや蒸留条件の違いが香味成分の移行に及ぼす影響を検討する。
甘蔗汁及び廃糖蜜を利用したサイクロデキストランの製造技術開発「継続」(沖縄産学官共同研究推進事業)
蔗糖の存在下で、強い抗う蝕性を示すことが知られているサイクロデキストランを、廃糖蜜および蔗汁を用いて製造する。サイクロデキストラン合成酵素の性能強化を図るための技術開発を行う。また、サイクロデキストランの実用化に向けた連続生産技術を開発すると共に、新たな機能性の検索を行う。さらに、副産物として得られる低分子デキストランおよびイソマルトオリゴ糖の製品化を図る。
サトウキビ機能成分の活用による外国産廃糖蜜から脱却したパン酵母製造の確立「継続」(先端技術を活用した農林水産研究高度化事業)
製パンに使用するパン酵母の製造は、東南アジア諸国からの輸入された廃糖蜜を原料として培養されているが、製糖技術の向上による廃糖蜜の品質低下や世界情勢の変化といった要因により、優良な廃糖蜜を安定的に確保することが難しくなってきている。そのため、合成培地による培養が試みられているが、十分な発酵力や耐久性を有するパン酵母の製造には成功していない。
そこで、本研究では、サトウキビから酵母の性能強化に必要な機能成分を探索するとともに、機能成分を有効活用した半合成培地を確立し、廃糖蜜の品質に依存しない高品質なパン酵母の製造技術を確立する。
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